もしも、日本が財政破綻したら…② ~歴史は繰り返される?~
前回の続きです。
「財政破綻で世の中はどうなるのか?」
を予想するために、
過去の財政破綻の事例をみていきます。
という事で、
この時に何が起きたのか?
👇こんな事が起きたそうです。
・預金封鎖
・財産税の課税
・インフレ【物価上昇】
まず、銀行に預けていたお金をおろせなくなり
(「おろせるのは月○○円までよ」という制限がかかり)、
その預金額に応じて「財産税」という名目で、
25~90%もの徴収が行われたそうです('Д')
ちなみに、
銀行預金以外にも、「土地」「不動産」「株券」「国債」
「商品、製品、原材料」など、
あらゆる財産が課税対象になったんだと( ;∀;)
やばいですよね、
もう逃げ道ないじゃないですか…(;´∀`)
しかも、ここでさらに追い打ち!
この時期、
ものすごいインフレ【物価上昇】が起こり、
1945年から1949年までの4年間で、
物価が70倍上がったんだとさ( ;∀;)
なんと、
!!!70倍!!!
もう、限界超えてて、
よく分からないです…。
ここで、1945年から1949年まで、
銀行にずっとお金を預けていた場合の例を
シミュレーションしてみます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
まず、大金持ちのAさんは2000万円の貯金がありました
(当時の2000万円はものすごい額です)。
戦後、預金封鎖され、財産税が90%課税されます。
⇒貯金額が200万円になる。
4年間で、70倍のインフレ【物価上昇】が起きます。
⇒実質の貯金額が、約3万円になる。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
なんと、
2000万円が、3万円になりましたとさ!!(*´▽`*)
(*´▽`*) じゃなくて (-_-)…か。
ここまで見ると、
一見絶望的なんですが、
僕らのご先祖様たちは、
それでも生きていけたんですよね。
その理由が、
貯金せず、働いて生きている人からすれば、
インフレに応じて給料も上がったりするので、
実はそこまでダメージが大きくないんですね。
つまり、日本が財政破綻した時に困るのは、
「老後のために沢山貯金した人」と
「一般人の資産家」
です。
TVなどで、
「老後資金○千万円ないと、やばいっすよ~」
「空き巣が多いから、タンスじゃなくて銀行に預けましょうね~」
「振り込め詐欺が流行ってて、あなたの預金が狙われてます。
お金は銀行から動かさない方が安全だよねぇ~」
という事が、
繰り返し話されていますが、
これは、もしかしたら、
将来、「財産税」と「インフレ」で搾取するための布石なのかも…。
わぁーお!
まあ、将来どころか、
現在進行形で緩やかなインフレ【物価上昇】は起こっているので、
利率ゼロの銀行にお金を預けておくこと自体、
もったいないなぁと思ったり、思わなかったり。
続く…。