整体を学ぶだけでは、整体を理解することが出来ない理由
こんにちは、tomaです。
集合無意識シリーズが途中ですが、
今度の日曜日【6/16】の研究報告会について意見を頂いたので、
それにお答えいたします。
今度の報告会では、「体を整える事」が
「社会」に及ぼす影響、
つまり、
「整体」と「社会」の関係性について話す予定です。
これに対して、
「【社会の裏事情】の話はあまり聞きたくないけど、
整体の話は聞きたい」
という意見を頂きました。
率直に申し上げますと、
どちらか片方だけの話は出来ません。
必ず両方の話をします。
なぜ両方話すかというと、
整体を学ぶだけでは、
整体の本質を理解できないからです。
(私もまだまだ理解できていません。)
集合無意識①②の記事で書いたように、
「私」と「相手」と「場所・空間」は
互いに影響を及ぼし合って(重なって)いるので、
分離して単独で説明することは出来ません。
「私」を知るためには、
私の周りにいる「家族・友人・仕事仲間」など
周囲の人との関係性を知る必要があるし、
「所属する会社・コミュニティ」との関係性を知る必要があります。
つまり、「私」というものをこの世界から切り離して、
単独で説明する事は不可能です。
上図で、
もし、周りとの関係性(重なり)なしに私を理解しようとすると、
下図のようになります。
赤い部分が、理解できる部分です。
【家族、友人(同僚)、会社、日本国、地球、所属コミュニティ】
との関係性なしに理解できる「私」は、
ほんの少し。
しかも、このほんの少し理解できる部分ですら、
着てる服やペットのワンコとの関係性などで理解できる部分です。
結局、
周囲との関係性なしに理解できる「私」など、
ないんですね(;´∀`)
ちなみに、
この周囲との関係性(重なり方)を選択しているのが、
「私自身の意思」です。
それと同じように、
「整体」という学問も、
その他の学問【歴史、経済、スピリチュアル、宇宙、科学】
と切り離して説明する事は出来ないんです(;´∀`)
その他の学問との関係性(つながり)を見ていかないと、
「浅いフィットネス論」になってしまいます。
「体を伸ばしましょう~!」的な(;´∀`)
整体協会を創った野口晴哉先生も、
「人と人がもっと理解し合えるように」
という祈りを込めて、「体癖理論」を構築しました。
「社会を整えないと、体も整わない」的な考えから、
治療家から教育者へと転身しました。
「整体」は、単なるフィットネスではありません。
「心」「人との関係性」「社会」「経済」
などを踏まえて初めて、
整体の本質に近づけるのです。
身体能力の高かった偉人たちは、社会を想い、憂い、
哲学の啓蒙活動にいそしんでいました。
やはり皆、形だけの整体(広い意味での)、
形だけの学問では終われなかったんですね。
「整体以外の話を聞かない」というのは、
「整体を一方向的にしか理解できない」
「整体の本質を理解できない」
というのと同じ意味になります。
「整体の本質を学びたい」
「整体を多角的に理解したい」
と思うなら、
「整体」と「その他の学問」を
つなげる、つなげる、つなげる。
重ねる、重ねる、重ねる。
共通項を見つける、見つける、見つける。
整体と周りの世界を
ひたすら、つなげまくった先に、
本質が見えてくると、私は思っています。
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